アカクロPRESS
帝京戦プレビュー
最大の試練がやってきた―。
20日の立命館戦、ワセダはHO有田、LO中田、CTB村田大、FB田邊が怪我で欠場。さらにはPR瀧澤がこの試合で負傷退場する緊急事態。彼ら今季のチームを支えてきた面々が抜けることで、得点力に陰りが見られるのは立命館戦を見れば明らかである。27日の帝京戦までに誰が戻ってこられるかはまだ不明の状態。早田組は、残されたメンバーで勝しかない。
帝京大学は1回戦で関東学院大と激突。後半ロスタイムで帝京が17-17の同点に追いつき、トライ数差で関東を上回っての勝利となった。土壇場での同点劇を演じたことにより、チームの士気も頂点に達したに違いない。対抗戦終盤から徐々にチームを建て直してきた赤い軍団の成長の要因は、やはりFW陣の充実によるところが大きい。突破役のFLヘンドリックと勤勉なDFを見せるLOボンドの両外国人はもちろん、第一列の運動量が増したことにより、接点の攻防を有利に進めることが出来るようになった。昨年のチームと比べるとまだ完成型とは呼べないまでも、その屈強さは選手権出場校の中でも随一。FWの核に怪我人が続出しているワセダとしては、帝京の強力FWにどこまで食らい付いていけるかが全ての鍵を握ってきそうである。シーズンを通して磨き続けてきた個の働きはもちろんのこと、今こそ組織レベルの強さを見せつける時だ。FWリーダーFL中村と、司令塔SO山中の真価が問われてくる。
また、この試合では主将・早田健二に注目したい。1回戦では最後の最後、らしさ溢れるランニングで「Explosion」の兆し。昨年の決勝では持ち味のカウンターを連発と、早田にとって帝京は相性の良い相手と言える。怪我人続出の緊急事態、最強の相手と最悪のタイミングで対峙するからには、主将の活躍は勝利への絶対条件。27日はワセダの14番が試合を決する。

早田健二、「Explosion」へ。”荒ぶる”最大の障壁を、主将のアタックで粉砕する
一覧へ
TOPへ