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アカクロPRESS


大学選手権プレビュー
「荒ぶる」前に立ちふさがる敵
 今月20日よりいよいよ大学ラグビーの日本一を決める、全国大学ラグビーフットボール選手権大会が始まる。対抗戦優勝を決めたワセダは史上2校目となる3連覇を目指し、「荒ぶる」その時まで一直線に駆け抜ける。今年は「優勝候補なき大学選手権」と言われるように、各校の戦力が拮抗しているのが特徴として挙げられる。ワセダはもちろんのこと、対抗戦2位の慶應、4位の帝京、5位通過ながら早明戦で目を覚ました感のある明治、関東リーグ戦の上位3校(東海、関東学院、法政)など、どこが優勝してもおかしくない状況である。昨年のワセダのように、試合を通じて成長を果たしたチームが最後の最後、栄冠を掴んでいることになりそうだ。

 そうした意味からも注目したい1回戦は、帝京vs関東が最大の目玉。ともに強力な戦力を有しながらも安定感に欠ける印象で、この試合をブレイクスルーのきっかけとしたい。両校が拘り抜くFWの優劣が試合の流れを決めてきそうだ。ワセダは1回戦に勝利すれば両校の勝者と戦うことになっており、ここが「荒ぶる」への最大の障壁と言えるだろう。
 また、同ブロックには明治、関西大学リーグ1位の関西学院がおり、ワセダが準決勝まで駒を進めた場合の相手は両者のどちらかが有力である。

 反対のAブロックでは、慶應、東海、法政を中心にトーナメントが進んでいきそう。慶應は対抗戦で安定した力を見せつけたが、最終節・帝京戦でHO金子大介が負傷する緊急事態。「いつもの低さでスクラムが組めなくなった」と試合後に松本主将が語ったように、復帰が長引けばチーム作りに支障をきたしてしまう。
 関東リーグ戦1位の東海は、日本代表経験者3人を有する強力FWが最大の売り。今夏ワセダが同校と対戦した際には6つのモールトライを奪われるなど、FWへの拘りは群を抜いている。個々の力、チーム力で判断すると、現時点では他校より頭一つ抜けた存在といえそうである。
 法政はリーグ戦でここ一番での勝負弱さが目立ったものの、SO文字主将を中心としたBKラインは最強の布陣である。順当に行けば2回戦で慶應と激突する。


 大学選手権は、「己との戦い」(中竹監督)。最終ターゲット「荒ぶる」へ向け、早田組の最後の挑戦が始まる。

怪我で早明戦を欠場したFB田邊副将も、本格復帰間近!
    




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