11月7日、ワセダは帝京大戦から僅か1週間の間隔を置いて、日体大との一戦を行う。この試合の見所はズバリ「BKの展開」。より厳密に言うと、BKの展開に繋げるブレイクダウンをどれだけ制圧できるか、ということである。
ワセダは31日の帝京大戦、終始ブレイクダウンで圧倒され、結果、BK陣を走らせる展開を作れなかった。これが「自分達のラグビーをやらせてもらえなかった」(中竹監督)との反省に繋がっている。早田組の肝は「展開ラグビー」。これを果たすには、一にも二にもブレイクダウンの圧倒が不可欠である。今回対戦する日体大は、FWの平均身長183.7、平均体重97.6と、ワセダのそれを上回る。BKにも大柄な選手が揃っており、課題のブレイクダウンの出来を計るには格好の相手ということが出来るだろう。また、地力では大きく分があるワセダだが、この試合ではLO中田英里、SO山中亮平の二人が日本代表合宿のため欠場する。ともにFW・BKの核といえる存在だが、特に中田はブレイクダウンとラインアウトにおける最大のキーマン。彼を欠いたFW陣がどれほど奮起できるかは試合の趨勢を大きく左右してくるはずだ。代わって出場が予想される星野、岩井の二人には、この試合をきっかけにしてAチーム定着を果たすほどのインパクトを期待したい。
ワセダは今週も近場の攻防やブレイクダウンに焦点を当てた練習を継続中。メニュー自体は先週までと変化はないが、取り組む選手達の意識には大きな変化が見られている。二人のキーマンを欠いた今回の試合、帝京大戦同様に、「想定通りに行かない局面」は必ずやってくるはずだ。そこをいかにして乗り越えていくか。前戦の反省、そして1週間の取り組みの成果がダイレクトに問われることとなるだろう。「タフになってもらいたいと思っている」(中竹監督)早田組が今回の緊急事態を乗り越えた時、その経験は確実に今後への大きな糧となってくるはずである。
日体大戦でATの鍵を握ってきそうなNo.8大島。抜群の突破力に期待