ラグビー
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夏季オープン戦 対帝京大
8月29日 長野・菅平サニアパーク
帝京大をダブルスコアで圧倒!
『有田組』の長い夏が終わった――。今季最後の菅平で対するは昨季、全国大学選手権でワセダに苦杯をなめさせた宿敵・帝京大。前半、早大は早いテンポの攻撃で10-5とリードを得ると、後半には4トライを奪い34-17とダブルスコアで勝利。春から取り組んできたフィットネス、ディフェンスで帝京大を凌駕した。

今試合トライ劇の立役者、中鶴
開始7分にWTB中靍隆彰(スポ2)のトライで5-0にした後、今季も健在の帝京大大型FWがその力を見せ付けた。9分、ラインアウトからドライビングモールを押しこまれトライ。即座に追いつかれると以降もブレイクダウンやスクラムで劣勢に立たされる。FWのごり押しを前に、早大は今季のカラー『走り勝つ』ラグビーで対抗した。25分にはCTB坂井克行(スポ4)が見事なサインプレーで大きくゲイン、大外にいた中靍がボールを引き継いで10-5とする。今試合はディフェンスでも際だったプレーが見られた。前半終了間際、クイックスタートから独走を許し、あわや逆転の場面。猛進するボールキャリアーをフランカー山下昂大(スポ3)が文字通り『一対一』で押し戻すタックルを披露した。このタックルで追加点の危機をしのぎ、前半を優勢で終える。
「相当きつかったはず」(辻高志監督=平12人卒)の合宿を過ごした選手たちは、向上したフィットネスを生かして走り続ける。WTB中濱寛造(教4)が後半2分、ターンオーバーしたボールを持ち出してゴールラインを走り抜ければ、8分にはBKの裏に蹴りこまれるピンチの場面もゴール前5メートルから中靍がカウンターを仕掛け、そのまま疾走。CTB村田大志(教4)、フランカー中村拓樹(教4)とつなぎ、最後は山下が余裕のグラウンディングで22-5とリードを広げる。足が止まりはじめた敵を体力で上回った早大は13分にスクラムに圧力を加えてNO・8有田隆平主将(スポ4)が自ら加点、さらには25分に強力FWのお株を奪うモールトライをあげ、後半だけでFW、BK一丸となった4連続トライをつくり出した。その後、不注意なペナルティから12点を奪い返されるも34-17でノーサイド。夏季最終戦をきっちりと走り勝った。

有田主将・魂のトライ
絶対に負けられない戦いをものにし、夏季を全勝で終えた早大。しかし、目の前の勝利に慢心はできない。反省点に久しく問題になっているペナルティの多さ、終盤の失点が未だあげられるうえ、相手校も「まだチームとして全然完成していない」(SO山中亮平=スポ4)中での勝ち星であるからだ。季節はいよいよ秋、2週間後には関東大学対抗戦が開幕する。夏季を制して「やっと準備ができた」(有田主将)。『有田組』にとって一度きり、『荒ぶる』を懸けた挑戦がついに、始まる。(記事 尾崎睦、カメラ 髙森静香・小笠原芳)
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