ラグビー
試合レポート
試合ハイライト
春季オープン戦
対慶大 6月20日
神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場
早大○24-14●慶大
春季オープン戦も残り2戦。今回の相手、慶大は多くのケガ人を抱え今春は不調が続いている。一方のワセダは代表選出により欠場していたロック中田英里(スポ4)などの主軸が戦線に復帰。そのため『ワセダの大勝』、これが大方の見方であった。しかし結果は24-14と勝利を収めたものの、下馬評通りとはいかず、ミスにより得点機を逸するなど多くの課題が残る試合となった。
強風の中、風上を選択したワセダは開始早々から多くの時間を敵陣でプレーをし、流れをつかむ。すると前半5分、相手のペナルティからゴール前でラインアウトのチャンスを得る。これをしっかりと確保すると、最後はロック岩井哲史(教4)が近場をこじ開け、先制トライを挙げる。その後、ワセダは好機を作り出すも、ゴールライン寸前でケイオーの粘り強いディフェンスに阻まれてしまう。それでも28分にはスクラムからボールを展開すると、先日のU20の世界大会(ジュニアワールドラグビートロフィー)でトライ王に輝いたWTB中靍隆彰(スポ2)がボールを受けインゴール右隅に飛び込む。続く34分にも追加点を奪い、19-0で前半を折り返す。

タックルを受ける中つる("つる"は雨かんむりに"鶴")
高いボール支配率でゲームを掌握した前半と同様に、後半もケイオーを圧倒すると思われた矢先の5分、NO・8土屋鷹一郎(スポ3)がシンビンで10分間の退場。前半の良い流れは完全に断たれ、試合はこう着状態となる。この状況を先に打破したのはケイオーだった。28分、ワセダは自陣でラインアウトをクイックスローからBKに展開。そのボールをケイオーにインターセプトされ、トライを許してしまう。追加点がほしいワセダだったが、チャンスをミスで逸する場面もあり、もどかしい展開が続く。それでも39分にWTB中濱寛造(スポ4)がステップ一発で相手を抜き去りトライを挙げ、試合を決定づける。しかし、このまま試合終了かと思われたロスタイム、ワセダは自陣でフェーズを重ねられると、ラックサイドにできた一瞬の隙をつかれ失トライ。24-14と勝利はしたものの、なんとも後味の悪い結末となってしまった。
「簡単なミスでトライをとれないことが多かった」(フランカー中村拓樹=教4)、「集中しなければならないところでとられることが多くて、今日もラスト5分でトライ取られました」(中濱)と語るように試合には勝ったものの、反省の弁を述べる選手も多い。代表組が復帰する中で、もう一度チームとしてプレーの精度を上げる必要を感じさせる試合となった。次週は春季最終戦となる関東学院大戦。勝利を収め春シーズンの集大成を見せてほしい。(記事 真下信幸、カメラ 尾崎睦・佐々木智美)

司令塔としての役割を果たした山中
一覧へ
TOPへ