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ラグビー
試合レポート


試合ハイライト
春季オープン戦 
対東海大 
5月16日 東京・早大上井草グラウンド

早大12-36東海大

夏のような暑い日差しが照りつける中、『有田組』の新たな戦いが始まりを告げた。対するは、昨季の大学選手権準優勝の東海大。ワセダは、有田隆平主将(スポ4)ら主軸となるメンバーを欠いたが、その条件は東海大にとっても同様。そのため選手層の厚さが問われる試合となったが、結果は12-36と完敗。まざまざと東海大FWの強さを見せつけられてしまった。

 「『一対一』で負けたこと」(SO田邊秀樹=スポ4)。それが全てだった。先制したのはワセダ。前半5分、この日FBに抜擢された井口剛志(スポ3)がラックから抜け出すとキレのあるステップで相手を翻弄し、トライを決めた。CTB坂井克行(スポ4)がきっちりとゴールし、7点を奪う。しかしそこからあっという間に主導権は東海大へ。同12分にはワセダの必死のタックルをもむなしく、東海大主将・NO・8前川鐘平に強引にトライを奪われると、スクラムでも徐々に押される場面が目立ち始める。自陣での戦いを強いられたワセダは、東海大の激しい攻撃を止めることができない。ペナルティから相手に与えたチャンスは、インゴールラインぎりぎりで何とか凌ぐも、その後のスクラムはやはり止められず、トライを許した。相手のロングランをCTB村田大志(教4)が執念のタックルで止めるなど、気持ちのこもった熱いプレーも要所に見られたが、結局7-17とワセダが追う形でハーフタイムを迎える。 

オフロードでつなぐ井口

 後半開始早々、またも井口が魅せた。惜しくもグラウンディングには至らなかったが、ターンオーバーから一気に独走。この日、井口が魅せた数々のプレーに、観客からは歓声が沸き起こった。だが、後半になっても依然として東海大の優勢は変わらない。「終始パワープレーで圧倒された」(NO・8金正奎=教1)ワセダは、敵陣に攻め込むことも出来ずに立て続けにトライを献上。特に前川には、終始力負けする場面が目立ち、攻撃の芽を摘み取ることができなかった。そんな中迎えた後半29分、田邊からパスを受けたWTB原田季郎(教2)が相手の猛追を巧みなステップでかわしながら60メートル走り切りインゴールを陥れる。ワセダ待望の2トライ目だった。これで反撃ののろしをあげたいワセダだったが、同32分にはまたも前川の力の前に屈し、トライを許すと、戦況を打開できないままノーサイドとなった。

 今後ワセダの前に大きく立ちはだかるであろうカベ、東海大。だがそれは東海大だけに言えることではない。群雄割拠する大学ラグビー界において、いかに他大を勝ることができるか。それは、毎試合でうまれる反省をいかに糧とすることができるか、個として、チームとしていかに大きくなっていけるかにかかっている。『荒ぶる』奪取への、長い長い戦いが、いよいよ幕を開けた。(記事 亀井未希、カメラ 髙森静香・尾崎睦)

独走トライを決めた原田
    





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