ラグビー
試合レポート
VS全明大
第30回全早慶明三大学対抗
4月18日
東京・秩父宮ラグビー場
トライ合戦制す
全早慶明三大学対抗ラグビー・最終節、全早大と全明大が対決した。この試合は日本代表歴代最多キャップ数76を誇る、ミスターラグビー・CTB元木由記雄(明大OB)の引退試合であったが、「ワセダとしてメイジに負けるわけにはいきません」(SO大田尾竜彦=平16人卒)という言葉通り、52-45でノーガードの打ち合いを制した。
この日の主導権を始めに握ったのはメイジだった。前半2分、ゴール前中央で得たペナルティーで迷わず速攻を選択するメイジ。ワセダはDFラインを整える間もなく、あっさりと先制トライを与えてしまう。さらに6分にもトライを許し、開始早々に12点ものビハインド。だが、ワセダも黙っていない。12分、ペナルティーから右に展開。“世界一”の称号を手にしたフランス遠征メンバーの一人、WTB原田季郎(教2)が次々と敵を交わし、約40メートルを走りトライを奪い、7-12と追い上げる。その後24分、30分にはメイジに連続トライを許すが、ワセダも前半終了間際に大田尾、CTB坂井克行(スポ4)がトライし、なんとか19-24で折り返す。

渾身の力でトライをする大田尾
後半になると、トライ合戦はさらにヒートアップ。互いに1トライずつ奪い、迎えた12分、これまたフランス遠征メンバーのFB井口剛志(スポ3)がキックカウンターから50メートル以上を走りきりトライ。31-31となり、とうとう同点に追いつく。しかし、流れは再びメイジに。ワセダ陣ゴール前5メートルでスクラムを得ると、重戦車FWがワセダFWをねじ伏せ、スクラムトライ。さらにモールからもトライを奪われ、伝統の『タテ』のメイジを見せつけられる。しかし、『ヨコ』のワセダも負けてない。1トライを返し、38-45とすると、29分には自陣から思い切って展開。日本代表CTB今村雄太(平19スポ卒)が50メートルの大ゲインし、たまらずメイジがペナルティー。すかさず速攻を仕掛け、WTB首藤甲子郎(平19スポ卒)がトライし、同点に追いつく。さらに37分、再び自陣からの積極的な展開で首藤が大ゲイン。左端でのラックから右に大外展開し、最後はロック岩井哲史(教4)がトライ。52-45で見事に逆転勝利した。
ワセダの偉大な先輩たちとともにプレーした経験は、学生たちにとってはとても大きな財産になったことだろう。しかし、その偉大な先輩である大田尾や今村たちですら『荒ぶる』は獲れなかった。『荒ぶる』への道のりは非常に厳しい。そのことを胆に銘じて、有田組は日々精進していく。(記事 佐藤啓太、カメラ 髙森静香)

最後の逆転トライを決めた岩井
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