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ラグビー
試合レポート


試合ハイライト
第46回全国大学選手権2回戦 対帝京大
12月27日 東京・秩父宮ラグビー場 
『Explosion』不完全燃焼でまさかの敗退

  「不完全燃焼で終わってしまった」(WTB早田健二主将=スポ4)。『Explosion』をテーマに掲げた今季、同大以来25季ぶり2校目の大学選手権3連覇を目指してやってきた。初戦は立命大に苦戦しながらも、38―0と完封勝利を収めた早大。続く2回戦では一昨季の準決勝、昨季の決勝で激戦を演じてきたライバル・帝京大を迎えた。だが、早大史上初の偉業と早田組の『荒ぶる』への挑戦は、まだ年越しもしていない2回戦の秩父宮で赤いカベに阻まれてしまった。

ドライビングゴゴールから逆点トライを許す

 14:03、甲高いホイッスルとともに楕円球は空に舞い上がった。相手は1回戦でリーグ戦2位の強豪・関東学院大を引き分けながらトライ数差で下し、勢いに乗っている帝京大。試合は序盤から動いた。前半8分、相手のサインプレーでギャップをつかれた早大は早々に先制を許してしまう。しかし、焦りはなかった。14分にFB飯田貴也(教3)のPGで点差を詰める。さらにトライとゴールを決められるが、32分にはラインアウトモールからフランカー山下昂大(スポ2)がトライ。飯田がゴールを決め、10-12と食い下がった。そこからは早大が巧みにゲームを操り、35分にはハイパントで陣地を取るとゴール前でPGを獲得。飯田が冷静に決めて13-12。最後は帝京大の激しい攻撃をしっかりとしのいで前半を終えた。

ヘンドリック・ツイに突破を阻まれる山下昴

  後半も入りは素晴らしかった。怒涛の攻撃で敵陣に攻め込む。すると3分、SO山中亮平(スポ3)が相手ディフェンスのギャップをきれいに突破し、ゴール前でタックルに捕まるも、しっかりカバーに入ってきたプロップ上田竜太郎(スポ1)がパスをもらってゴール下にトライ。コンバージョンキックも決まり20-12まで点差を開いた。

 だが、そこから悪夢は始まった。トップリーグのチームに匹敵する重さを持つともいわれる帝京大の強力FWがモールで一気に攻め込んでくる。その勢いに「ディフェンスで耐え切れなかった」(プロップ瀧澤直=理工4)。ペナルティを重ね自陣にくぎ付けとなり、完全に受けに回ってしまった。6分、18分、36分とすべてモールからトライを許し、あっさりと逆転。さらに、1プレーでは追い付かない点差を作られてしまった。最後の望みをかけた攻撃も早田主将のノックオン、ノットリリースであえなく撃沈。そして、ついに帝京大のフィフティーンが拳を突き上げた。一方、そのノーサイドの瞬間、アカクロの戦士たちはグラウンドに崩れ落ちた。9季連続で決勝進出してきた早大。今季もきっと決勝の国立の舞台に立つとだれもが信じて疑わなかった。その中での敗退。選手たちの落胆は大きかった。「この負けをずっと背負っていかなきゃいけない」(ロック清水直志=教4)、「負けたいま、何をすればいいのかわからない」(プロップ山岸大介=社4)と。

 まさかの結末を迎えた早田組。しかし、ここで立ち止まってはいられない。「来季、きょうの借りを」(飯田)返さなければならない。「負けないためにこれからどうしたらいいのかをしっかり考えなければいけない」(村田大志=教3)。「後輩には二度とこのような思いをしてもらいたくない」(大島佐利=スポ4)という4年生の気持ちを胸に、『荒ぶる』奪還のために走り続けていく。敗北を知った常勝軍団に怖いものはもう何もない。やることは一つ。そう、もう「勝つだけ」(中濱寛造=教3)だ。(見村恭央)

しばらく顔をあげることが出来なかった早大選手たち。2回戦にして誰もが予想したくなかった未来が待ち受けていた
    





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