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ラグビー
試合レポート


試合みどころ
対抗戦 早慶戦 11月23日
東京・秩父宮ラグビー場 

 ついに来た――2季ぶりに対抗戦1位の座を奪還したい早大と、9季ぶりの優勝を狙う慶大との全勝対決となる早慶戦。優勝の行方も決まる大一番となるこのカードは、春季オープン戦時には27―27と両校譲らず引き分けに終わっている。今秋、好調のまま試合を迎える両チームの対決が秩父宮を熱くする。

 今季の対抗戦、慶大は盤石だった。3年ぶりに開幕戦を勝利。そして「負けない程度にチャレンジしていく」(林監督)と臨んだ第2節の立大戦、前半は大量リードの展開ではあったが後半は一転。SO和田が脳震盪(のうしんとう)によりグラウンドから姿を消した。慶大は苦しい状況で、今季FBでスタメンを勝ち取っている小林がまさかのSOに起用された。「SOはまだまだですよ」と語る小林。しかし、後半2トライを取られるも逆境の中でチームの勝利を守り抜いた。「不測の事態を経験し一戦一戦成長する」(林監督)慶大はその後も飛ぶ鳥を落とす勢いで白星を重ねていく。その中でもCTB竹本の復活やメイジをFWで圧倒しての勝利など好材料を揃え、着々と早大撃破へと準備を整えた。

 一方の早大。例年通り安定した戦いぶりでここまで連勝を飾っている。何といっても早大は個の能力の高さが光る。昨季のトライ王・中濱寛造(教3)と早田健二主将の両WTBの存在は大きい。リザーブにも1年生で急成長を遂げている中靍隆彰(スポ1)といった新鮮な力が加わりより一層強みを増している。CTBではし烈なポジション争いを制した村田大志(教3)・坂井克行(スポ3)の活躍は堅いだろう。特に、村田大は開幕戦の成蹊大戦で4トライを奪いブレーク。今季チームスローガンである『Explosion』を体現した出世株だ。対峙する慶大CTB増田・竹本との同郷対決は見ものだ。また、プロップ山岸大介(社4)、フッカー有田隆平(スポ3)、プロップ瀧澤直(理工4)の1列は例年よりは小粒と言われるものの、その実力は申し分ない。圧倒的なパワーで慶大フロントローを迎え撃つ。

 創部110周年の記念の年に慶大は栄冠を手にするのか。それとも早大が史上2校目の全国大学選手権3連覇達成へ向け、まずは対抗戦優勝のタイトルを勝ち取ることができるのか。例年以上に重みの増す伝統の一戦。アカクロと黒黄のユニフォームが11・23、聖地・秩父宮で意地をぶつけ合う(堀 彩香) 
    





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