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ラグビー
試合レポート


試合ハイライト
関東大学対抗戦 対帝京大
10月31日 東京・秩父宮ラグビー場
『リベンジ』果たすも、課題山積みの辛勝…

 対抗戦が開幕してからここまでの3戦、快勝を続けてきたワセダと、故障者が続出し2戦目で筑波大にまさかの敗戦を喫した帝京大との対戦。昨年53連勝を阻まれた「リベンジ」(WTB早田健二主将=スポ4)を何倍にもして返すはずだったこの試合は、終わってみれば6-3と薄氷の勝利。今季初のノートライなど、「0点に近いゲーム内容」という中竹竜二監督(平9人卒)の言葉が表すように、チームとしての精度の低さを露呈する結果となった。

 前半開始直後、帝京大ボールのファーストスクラムからのボールをキックチャージ。こぼれ球をCTB村田大志(教3)がインゴールに蹴り込み、相手BKと走り合うもトライならず。いきなり訪れた得点機は、思えばこれがこの試合最初にして最大のトライチャンスだった。その後、ワセダはエリアマネジメントとボールポゼッションで相手を上回り危なげなく試合を進めていくが、得点はFB田邊秀樹副将(スポ4)のPGによる3点のみ。どこか「1年前をほうふつとさせるような」(プロップ瀧澤直=理工4)不穏な空気も漂わせて前半を折り返す。

帝京大の激しいブレイクダウンに終始押され気味だった早大

 迎えた後半も前半と同じような展開でゲームは進み、6分にPGで同点にされる。その後もワセダは一次攻撃、二次攻撃でゲインラインは突破するものの、最後の仕留めのプレーでつまらない反則やミスを連発。ただ、同じく帝京大も反則や雑なプレーでチャンスを生かせなかったことが救いだったか。一進一退のこう着状態が続いた後半24分、ワセダ陣ゴールライン5m前での帝京大ラインアウト。モールを組んで押し込みたい帝京大と、低いタックルでモールを崩したいワセダのFW同士のせめぎ合いは、我慢の緒が切れた帝京大が痛恨のオフサイド。低く、強くと意思統一された攻めのディフェンスがこの試合唯一のピンチを防ぐ。すると一転、31分に相手陣深くに攻め込んだところで帝京大がオフサイド。残り時間からしてPGを狙うと思われていたが、ワセダFWの「(スクラムで)いきたい」(NO・8大島佐利=スポ4)という希望からなんとスクラムを選択。しかし今度は帝京大FWの奮闘によりワセダはゴールラインを割ることができない。それでも38分に再び相手陣のゴールライン手前で帝京大が反則を犯すと、すかさずPGを選択し、これを田邊が決めて6-3。ロスタイムの最後の最後に帝京大に攻められるも、ここでもディフェンスがよく機能し、踏ん張りを見せリードを守りきった。

 ワセダにとっては負けなかったことが最大の収穫ともいえたこの試合。その潜在能力の高さを示した帝京大は、今季もまた不気味な存在として映っている。大学選手権3連覇に向けて必ずや立ちはだかるであろう赤いカベを、次こそは完膚なきまでに撃破するために、続く日体大、慶大、明大との試合をしっかり勝ちきることが最重要課題だ。(平尾 梓)

勝ち越しのPGを呼び込んだ瀧澤の突破
    





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