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ラグビー
試合レポート


試合ハイライト
夏季オープン戦 対東海大 
8月30日 長野・早大菅平グラウンド

激戦の末の勝利、見えた成果と課題

 夏季オープン戦も最終戦を迎えた。対戦相手は元日本代表や昨季の関東大学リーグ戦トライ王などを核とした強力FWが自慢の東海大。3日前には帝京大に快勝しただけに、内容が問われる一戦となった。結果としては早大が激戦の末、42-38という僅差で勝利を収め、夏季オープン戦を全勝で終えた。

 主力であるフッカー有田隆平やCTB宮澤正利(ともにスポ3)を欠く早大は浮き足だった立ち上がり。前半5分にスクラムでペナルティを侵し、続くラインアウトからモールを押し切られ先制トライを許してしまう。その後もセットプレーでミスを連発し、流れを掴むことができない。しかし、29分にロック中田英里(スポ3)のインターセプトから敵陣に進入し、最後はWTB中濱寛造(教3)につなぎトライ。こうして流れを引き戻したかに見えた35分、またもラインアウトのミスからボールを奪われ、東海大の強力FWに近場をこじ開けられ勝ち越しのトライを奪われる。前半終了間際にもペナルティから再びモールでゴールラインを割られてしまい、7-19とビハインドで前半は終了となった。

 後半の立ち上がり、なんとか盛り返したい早大は焦りからペナルティを犯す。そしてまたしてもラインアウトモールから失トライ。キックも決められスコアは7-26。敗北の二文字がよぎる中、ボロボロだった前半に比べ安定感の増したセットプレーが流れを引き戻す。「後半はラインアウトを上手く整備できた」(ロック井村達朗=文構3)というように5分、修正されたラインアウトからCTB村田大志(教3)が反撃のトライをあげる。7分にはNO8大島佐利(スポ4)がスクラムからトライ。さらに14分には、ラインアウトからフェーズを重ねて中田がトライを奪い逆転する。ここから試合は一進一退のシーソーゲームになる。この後、再逆転を許した早大はSO山中亮平(スポ3)のキックや相手HB団のミスにより得たスクラムを展開しフランカー中村拓樹(教3)が執念のトライを奪い再々逆転に成功する。この後、早大は東海大の猛攻を防ぎノーサイド。スコアは42-38。大接戦をなんとか制した。

 対抗戦開幕まで2週間。このような僅差の試合をものにすることができたことはチームにとって非常に大きな財産になったであろう。BKはFWが不利な状況でも、それを打開する力があるということを証明することができた。また「夏こだわってきたアタックで1次で取りきれた」(WTB早田健二主将=スポ4)というように夏合宿の成果も確実に現れている。一方、FWにとっては苦しい戦いであった。きょうの試合は一貫してFWが劣勢であった。失点の原因の多くは東海大の重量FWのモールに対応できなかったことである。ルールの改正により今年度はモールを見る機会が多くなるであろう。きょうの試合で早大の弱点はモールだ、と認識されてもおかしくはない。対抗戦までに必ず修正しなければならない点である。夏合宿の成果と今後の課題をはっきりと提示したきょうの試合の意味は想像以上に大きい。(真下信幸)

再三の突破で好機を演出した大島
    





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