ラグビー
試合レポート
試合ハイライト
夏季オープン戦 対法大 8月23日
長野・菅平サニアパーク
強豪・法大撃破も浮き彫りになる課題
猛威をふるう新型インフルエンザの影響で関東学院大との試合が中止になるといった非常事態の中、開催を危ぶまれながらも満を持して行われた法大との練習試合。9月に開幕する対抗戦の行方を占う意味でも重要なこの一戦で法大を38-21で下し、夏シーズンの初陣を白星で飾った。
風下にもかかわらず早大は試合序盤からペースを握った。Aチームに復帰したSO山中亮平(スポ3)を筆頭にBK陣の大きな展開から攻撃を組み立てていく。前半8分には山中が自ら持ち込み先制トライ。このトライを皮切りにその後も早大は猛攻をしかけ、立て続けに3トライを奪う。完全な早大ペース、誰もがそう思った。しかし、試合が進むにつれミスが目立つようになる。特に、インゴール手前やラインアウトなど大事なところでミスを連発。守備面においても法大のモールにうまく対応できず30分にはモールからトライを決められるなど、流れは次第に相手に傾いていく。結局、流れを取り戻せないまま26-7でハーフタイムとなった。
迎えた後半、開始早々CTB村田大志(教3)がラックからそのまま持ち込んでトライを挙げるも、その後は互いのミスが目立って試合はこう着状態に。26分、そんな静寂を破ったのは法大だった。大きな展開の連続から運動量の落ちてきた早大は対応できず、反撃ののろしをあげるトライを許してしまった。その後はリズムに乗った相手の猛攻を必死のディフェンスでしのぐ展開が続いたが後半39分、敵陣インゴール手前で痛恨のインターセプトを喫し、そのまま相手の独走を許しトライを献上。それでもノーサイド直前、キックオフからの速攻でプロップ瀧澤直(理工4)がトライを挙げ、38-21で法大の追撃を振り切りそのまま試合終了となった。

終了間際、貴重な追加点となるトライをあげた瀧澤
「後半はすべてうちのミスで崩れました。キャリアーのミスです。行きたいところで我慢しないでやってミスをする。今年はそういう風潮です」(中竹竜二監督=平9人卒)、「課題は、ゴール前でのミス」(WTB早田健二主将=スポ4)というように、今年の早大は攻めてはいるものの自らのミスからつかんだ流れを手放すという試合が多い。「今は10段階で言うと1登ったところ」と中竹監督が語る通り、セットプレーでも安定性を欠きチームの完成度はまだまだと言えるだろう。真の『Explosion』を目指し早田組の挑戦は続く。(森野 穣)

気持ちのこもったプレーでチームを引っ張る早田主将
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