ラグビー
試合レポート
試合ハイライト(VSスコットランド代表)
U20世界ラグビー選手権予選プール第3戦
6月13日 東京・秩父宮ラグビー場
U20日本代表 7-12 U20スコットランド代表
まさに「がけっぷち」のU20日本代表。この試合に敗れると予選プール最下位が決まり、来年からはジュニア・ワールド・トロフィー(下部大会)へ降格してしまう。今大会の開催国として何としてでも降格は避けたい。一方、対戦相手のスコットランドも日本同様に2連敗中。ホームユニオン(イングランド・スコットランド・ウェールズ・アイルランドのラグビー発祥の4カ国)として降格など許されない。開催国としての意地とホームユニオンとしてのプライドが激突した。
序盤は両チームとも降格のプレッシャーからか、ハンドリングエラーなどのイージーなミスが目立つ立ち上がりとなった。しかし、SO立川の素晴らしいキックから敵陣で試合を進め、徐々に日本がペースを掴み始める。しかし、「前半取りきるべきところで取れなかった」(フランカー有田隆平主将=スポ3)。前半17分、スクラムからのサインプレーでトライまで3メートルにまで迫るもトライを奪えず。サモア戦で3トライを奪ったモールも封じられ攻めきることができなかった。すると流れは一気にスコットランドに傾いてしまう。同28、31分にタックルミスから立て続けにトライを奪われ0-12で試合を折り返す。

モールからのトライをうかがう有田
後半になると、高温多湿というスコットランドにはより厳しいコンディション、そして前半からの日本の猛攻に耐えていた疲れからだろうか、スコットランドの足が止まり始める。後半11分、NO・8高井のラインブレイクからFWがショートサイドを突き、最後はCTB南橋がトライ。7-12とし逆転圏内にまで追いついた。さらに同16分にはスコットランドをゴール前に貼り付け状態にし、フランカー山下昂大(スポ2)がトライ。…と思われたが、ダブルモーションを取られ、得点できず。その後も、日本の強みであるモールからのトライを再三試みるも崩しきることができなかった。7-12のままノーサイド、下部大会への降格が決まってしまった。
「世界は簡単には勝たせてくれないなと思った。自分たちの強み(モール)があっても勝たせてくれないのが世界」(有田主将)。と世界トップクラスの国々との差を思い知らされた今大会。しかし、「まだ大会が終わったわけではない」(薫田監督)。残り2試合(13~16位決定戦)は何としてでも結果を残し、次こそ開催国の意地を見せて欲しい。(佐藤啓太)

試合後悔しさで涙を流す有田
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