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ラグビー
試合レポート


試合ハイライト(VSサモア代表)
U20世界ラグビー選手権、予選プール第2戦・対U20サモア代表 6月9日 東京・秩父宮ラグビー場

 目標のベスト8進出に向け1万人以上の観衆が声援を送ったプール2戦目。前半を5-22と大きくリードされ折り返した日本だが、後半はドライビングモールからフッカー有田隆平主将(スポ3)が3連続トライを奪い前大会7位のサモアに肉薄するも20-29で競り負けた。

 サモアのハカ「シヴァタウ」が披露され開始された前半。このハカに威圧されたのか日本は開始4分にアーリーエンゲージを取られると、163キロの超巨漢プロップ・アトニオが日本のタックルを次々に弾き飛ばし大きくラインブレイク。そのラックから展開されWTBに先制トライを許してしまう。しかし日本も同7分にフランカー山下昴大(スポ2)の突破からFB豊島が大会初トライを挙げ反撃。畳み掛けて攻撃したい日本だったが同19分にまたしてもアトニオにゲインを許すとCTBにつながれトライを献上。同21分にもキックをチャージされトライを奪われる。その後もサモアの個人技の前に何度もピンチを招くがFWが平均14キロ以上体重差がある相手に互角以上に奮闘し5-22で前半を終える。

 後半は完全に日本ペースだった。「イングランド戦でモールにこだわって自信になったのが大きかった」(有田主将)と言うドライビングモールに活路を見いだし、後半7、19分とサイズで大きく上回る相手を観衆の応援も力に変え押し切って見せた。後半は徹底してFW勝負にこだわり、同31分にも有田主将がモールから飛び込みこの日3本目となるトライ。だが猛追もここまで、前半の失点が響きあと一歩及ばず20-29で惜敗。目標だったベスト8入りが消滅した。

 薫田監督は「非常に残念で仕方がありません。この試合に勝つために強化に取り組んできました」と振り返り、有田主将も「本当に悔しい」と照準に合わせてきた相手だっただけに悔しさを滲ませた。この日の試合、両国ともにトライ数は4。両者の勝敗を決めたのはキック精度の高さだった。サモアのCGを3本決めたのに対して日本は0本だった。そのためキッカーの調整が急務と言えるだろう。予選プール最終戦の相手は格上のスコットランド。次の試合に負けると13位以下が決定し、来年の出場権を失ってしまう。まさに「がけっぷち」(有田主将)の1戦となる、なんとしても開催国の意地を見せ勝利したい。(原 敬寛)

トライへ向かう有田
    





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