ラグビー
試合レポート
試合ハイライト
春季招待試合 対慶大
5月17日 宮崎・宮崎県総合運動公園陸上競技場
まさかの敗戦から1年。5月にも関わらず夏のような太陽が照りつける宮崎の地で、今年も春の早慶戦が行われた。勝ちにこだわった『早田組』初の公式戦、結果は引き分け。きょうの一戦は、これからの早大の課題を浮き彫りにするものになった。
前半は終始、慶大のペースだった。開始2分に、コンバートされ初の公式戦となるNO・8大島佐利(スポ4)の突進を機に、PGを決め3点を先取するものの、その後早大の攻撃は沈黙。逆に、慶大のテンポの良い連続攻撃を食い止めることができず、ずるずると3トライを決められてしまう。「春ずっと練習してきたタックル」(WTB早田健二主将=スポ4)も外されることが多く、ディフェンスに甘さが目立った。これは、実践を重ねてきた慶大との経験の差なのか。昨年春の苦い思いが、頭をかすめる。
しかし反省だらけの前半から一転、後半は早大が底力を見せつける番だった。後半6分、SO山中亮平(スポ3)のロングパスからの大島のトライを皮切りに、早大はゲームの主導権を握る。後半13分、左ラックから右へと展開し、最後はWTB中濱寛造(教3)が気持ちの良いトライと決めると、波に乗る早大はそのまま連続して3トライを奪いさる。前半終了時に、14点も離れていた点差はあっというまに縮まり、後半24分、早大は27-24と逆転に成功した。だが結局、早大は勝利の二文字をつかみ取ることはできなかった。試合時間残りわずかの後半37分、自陣のミスによる慶大にペナルティーを与えてしまう。そして最後は慶大に冷静にPGを決められ、伝統の早慶戦は27-27の同点でノーサイドを迎えた。
試合後、中竹竜二監督(平9人卒)は「きょうは良くない試合」と言い切った。また「やろうとしていたディフェンスができなかった。」(大島)「ディフェンスをタックルみたいに激しくやることが、できなかった。」(プロップ山岸大介副将=社4)と、選手たちも口をそろえて今後の課題について言及した。きょうの一戦は、チームの意識を統一するいい機会になっただろう。この早慶戦の引き分けをチームの力に変えて、『早田組』は次の同大戦に臨む。(佐々木智美)

ステップでディフェンスをかわす早田主将
一覧へ
TOPへ