番記者VOICE
「聖戦」へ
Bチームの「日本一」へ、部員全員がサポート
前日の雨も上がり、20度に迫る穏やかな陽気に包まれた12日土曜日。
11時前に早田主将の鉄笛を合図にA、Bチームのメンバーが集合し、通常練習がスタートされた。この日の練習の主役となったのはBチーム。翌日のJr.選手権決勝へ向けた最後の調整日とあって、練習のパートナーとなるAチームのメンバーはそのサポートに集中していた印象である。
まずは、天然芝のサブグラウンドでDFの確認。Aチームのメンバーを仮想・帝京大Bとし、基本的なアタックへの対応を繰り返し行った。ワセダのお家芸である「前へ出るDF」への意識が全選手に浸透しており、この点は明日の決勝を戦う帝京が得意とする、「スローペースのゲーム」に付き合わないためのものと見られる。
この後はFW、BK別れてのポジション別練習が行われ、30分後、再び全メンバーがサブグラウンドに集結して、今度はアタック練習が行われた。Aチームのメンバーはそれぞれタックルバックを手に持ち、Bチームの力強いコンタクトをその身で受け止める。
「コール!!」「もっとボールを呼べ!!」「DF、カバー遅い!!」―。
罵声も飛び交う激しい練習に、10分もしないうちにメンバーの額からは大粒の汗。明日の決勝を戦うBチームも、彼らをサポートする側のAチームも、そこにいる誰もが本気だった。
明日の試合は翌日の新聞やインターネットに取り上げられることは少ないだろう。早慶戦のような長い伝統があるわけでもなく、早明戦のような派手さがあるわけでもない。ただ過去2年、大学選手権連覇を成し遂げているAチームの陰で、Bチームも一緒にJr.選手権連覇を達成しているという事実のみがある。
「ジュニアの優勝がなければ自分たちの『荒ぶる』は見えてこない」(PR和田卓也)。
その一点のみを信じ抜き、ボールを追いかけ続けた全てのメンバーの背中が、チームに貫かれる強固な絆を物語っていた。13日、ワセダBチームはその誇りをかけ、日本一の座を勝ち取る。
◆Jr.選手権決勝
早稲田Bvs帝京B
13:00kick off
@秩父宮ラグビー場

チームの強力な後押しを受け、Bチームが「聖戦」へ向かう
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