上井草便り
表彰
6日の早明戦試合前、今年度の対抗戦・リーグ戦各校のポスターに関する優秀作品表彰式があり、表彰された4校の中には早稲田も含まれていました。
”小さい頃、憧れたヒーローは強くて、優しかった。”
プロ顔負けのキャッチコピーと落ち着いたデザイン、今年度のポスター作成を引き受けたのは3年生のSO吉谷吾郎選手でした。
「今までデザインや創作活動をしてきたことを知っている人が何人かいました。部内で(ポスター作成の)公募がかけられた際に、彼らが『吾郎がつくってよ』と言ってくれ、やってみようかなと…。」
作成にあたって意識した事は2つ、”今季の早稲田ラグビーの方向性を明確に提示する事”と”目立つようにする事”。
「09年度のスローガンは”Explosion”で、更にチームとして”Gentlemanship”に取り組んでいた。この二つの言葉を誰でもわかるようにシンプルに言うと、”強くて、優しい”。早稲田のラグビー部は小さい子の憧れであり、ヒーローです。昔、僕たちが憧れたヒーローのように今度は僕たちがなれるように…との意図を込めて(キャッチコピーを)書きました。」
方向性をキャッチコピーの一行で表すと、更には目立つ為の工夫も忘れません。
「他大学が一枚のポスター上に色々な情報や色を混ぜてくることを予想していました。なので、モノトーンでシンプルにした方が、かえって目立つのではないかと」
映画撮影、絵本作成、作詞作曲、漫才、手作り革工芸製作、ポスター・パンフレット制作…「たくさんやりたいことをやってきた」と話す吉谷選手、
「”ものづくり”をし続けられたら最高だな、と思います。それとは別に温めているビジネスプランがあるので、起業したいです。」
と将来の夢を語ります。勿論、本業のラグビーについても誓い新たに。
「僕の立場はなんと言ってもまず、ワセダラグビーの部員。ラグビーに関しては天賦の才がありませんが、残された時間は少ないので後悔しないように、ケガしないように上井草駅に着くや否やラグビーに一意専心したい」
毎年の北風祭で見せるエンタテイナーぶりや、今回のポスター作成と豊かな感性を見せ付けます。類稀なる表現力、次はその力をグラウンド上で発揮してくれるはずです。【鳥越裕貴】

優秀作品として表彰された吉谷吾郎選手制作のポスター。「(表彰で)トロフィーや賞状までもらえるなんて思っていなかった。でも変に賞を意識して作っていたら、あの作品でないものになっていた気がするので、結果オーライですね。」
一覧へ
TOPへ