上井草便り
約束
6日の早明戦。後半残り10分での逆転トライ、歓喜の輪の中心はトライをあげたSH櫻井朋広選手でも、ライン際粘ってボールをピッチに残すラストパスを放ったPR瀧澤直選手でもなく、LO星野泰佑選手でした。
ハーフウェイライン付近でボールを受けるとディフェンス3人のタックルを振り切って22mラインを突破するビッグゲイン、逆転トライの起点となる爆走に試合後の囲み取材の輪は他のどの選手よりも大きいものとなりました。
過去3年間はジュニアチームが定位置、3年生の夏には退寮を命じられる苦い経験もします。
「良い試合を続けられない、ムラがあった。(試合毎に)一喜一憂していた。」
と当時を振り返ります。ラストイヤーの今季は秋になり、シニアに定着。
「最終目標はAチームで試合出て日本一になる事。ワセダラグビー部にいる意義、4年目に絶対何か残したい。」
と固く誓います。親子2代の早大ラグビー部員でもある星野選手、
「(退寮を命じられた頃は)父も落ち込んでいたと思う。今までの感謝の気持ちもすごいあるし、それに応えるのは言葉ではなく自分がアカクロ着てピッチに立っている姿を見せること」
この日は仕事の為、観戦叶わなかった父親に未だアカクロ姿は見せられてないと話します。20日に開幕する大学選手権は「絶対に出るから」と誓った子が父に果たす約束の舞台でもあります。【鳥越裕貴】

後半、逆転トライの瞬間、LO星野泰佑選手の周りには歓喜の輪
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