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インタビュー


【競走部】木村慎太郎(後編)
旅立ちを前に…木村慎太郎インタビュー(後編)
「自分は何をしに世界に行ったんだろう」
――4年目は世界選手権の出場がクローズアップされたと思いますが、出てみて感じたものは
 強い人は強いなと。どこの場面でも世界記録とか簡単に出しちゃうんで純粋にすごい。ずっと考えているんですけど、自分は何をしに世界に行ったんだろうって。出れたからそこで終わりじゃダメじゃないですか。けどどこかでそういう感じだったのかなというのはあって。まぁ1次予選に通ることが目標だったんですけど、さらに上を目指したいなという気持ち。いまのままじゃだめかなと思って走り方を変えてみたりだとか、考え方変えてみたりとか模索してやっています。

――ぼんやりしていたものを形にするきっかけになった
 そうですね、まだぼんやりしていたなと、あの時には。

――自分が日本の代表になる、という事実ことに対するプレッシャーはありましたか
 純粋に応援してくれてるっていうのはすごくありがたいことなので。普段あまり目立たないので(笑)。出れたことで地元で頑張れよ、と(壮行会を)やってくれたり嬉しかったですね。

――日本選手権は木村選手が2位で1位は江里口選手で、江里口選手が上にいるというのは
 準決勝から当たって、僕は準決勝3着で決勝2着で。現段階でこの差か、と思いましたね。やっぱり強いとか勝負の世界に上とか下とか年の差とかはなくて、その年強い人が強いから。やっぱり悔しいのは悔しいんですけど、ここからどうやって縮めていこうって考えると楽しいかなという感じもしますね。

――では大きい存在ですね
 でかいですね。やっぱり普段一緒に練習もするし、考え方とか陸上に対する姿勢も知ってるので、記録が出た時は「やっぱり凄い奴だな」と思いますし、そこまでいきたいですね。同じところまで。

――同じ部の中にライバルになりうる人がいるというのは刺激ですね
 刺激ですよね。いまは別メニューでやっているんですけど、「ピッ」って走ったらめちゃくちゃ速いんですよ。「あぁ、あんなタイムでいくんだ」と思って、きょうの練習でも抜きたいなと思って自分も走ったり。そんなこともありますね。直接どうこう言われることはないんですけど、「負けるか」と思いますね。

――後輩とかは関係なく一選手として見ている
 一選手として尊敬もしますし、「負けないぞ」と思ってもいますし。これからですね。

――これからは学生という舞台ではなくなるので直接対決は減りますね
 まぁここで練習を続けるので多少は見たりはすると思いますけど、どこかで勝ちたいですよね。「木村もいるよ」と見せつけたいです(笑)。

――世界選手権でリレーのメンバーにはやはり入りたかったですか
 入りたかったですよね…。でもいま考えるとそこまで力なかったんじゃないかと思いますし、冷静に振り返ってあの段階・あの時に自分がアンカーなり3走を走っていたらと考えるといいイメージがないんですよね。走りたかったというのは1番だったんですけど、その責任を全うできるかといわれるとまだそこまでだったと。それを感じられたのがすごく勉強になりましたね。

――入るだけじゃなくて日本を背負うんですものね
 個人個人、塚原(直貴)さんだったり高平(慎士)さん(ともに富士通)だったり、準決勝・決勝を目標にというすごく固まった意思があって、正直それに面食らったというか自分はどうなんだというところもありました。

――塚原さんなど日本のトップランナーと一緒に練習されて学んだことは
 やっぱりすごく純粋に陸上やってるなというのを感じました。キツイところはキツイですし、オンとオフがすごいんですけど、そのオンに入った時のすごさというか、プロとして責任を持ってやっているんだなと感じましたね。

――これからぼんやりしたものを形にして、もう一度世界に出たいというのはありますか
 ありますね。ことしはアジア大会が一番大きい大会らしくてそこに入りたいですね。枠が世界陸上より少なくて、世界陸上の代表になるよりアジア大会の代表になる方が厳しいと思うんですけど。塚原さんも江里口も速いし強いんですよ。ただそれに負けちゃいけない、勝ってやるという気持ちでいかないと陸上界ももっと上がっていかないというか。ちょうど自分はその辺にいると思うんですよ、超一流のちょっと下、そこに上がろうというところらへんだと思うんで、そこを上げていくために自分はもうちょっと頑張らないとな、と感じました。


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