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【高校野球】41年ぶり、『早早戦』実現!!
第92回全国高校選手権西東京大会
7月24日 神宮球場
夏の名物である高校野球。第92回全国高校選手権(甲子園)西東京大会準決勝で、早実高対早大学院の兄弟校同士の対決が行われた。この『早早戦』は1969(昭44)年以来41年ぶりの顔合わせとなり、神宮球場はほぼ満員。試合は7-3で早実高が早大学院を破り、4年ぶりの甲子園出場へ王手をかけた。
グラウンドに立ったのは、共にWASEDAの文字をユニフォームに刻んだ選手たち。両選手の外見に大きな違いはないが、2校の歴史は大きく異なる。早実高の硬式野球部は甲子園に春夏合わせて45回もの出場を誇る超名門。OBには王貞治氏(福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長)も輩出しており、斎藤佑樹主将(教4)が4年前に早実高のエースとして全国優勝を成し遂げたことも記憶に新しい。一方の早大学院は、早実高と異なりスポーツ推薦枠の入学がない高校。今大会進んだ準決勝も56年ぶり、決勝へ進めば夏の大会としては創部以来初の快挙であった。

41年ぶりにスコアボードに早実と早大学院の名が並んだ
試合前、両校の応援団がエールを交わす。「フレフレワセダ」。その言葉は自分たちへの応援か、それとも相手チームへの応援か。困惑する観客の反応は、『早早戦』でしか味わえない独特なものがあった。何度も甲子園を経験している早実高の応援団は洗練されており、またチアリーディングの応援にも共学ならではの華やかさあった。また、早大学院の応援は少し慣れていないぎこちなさ、しかしそれゆえに泥臭さがあった。男子校である早大学院の応援席からは、「チアなんていらない」、「こっちが本家だ」とユーモアのある意地の応援で相手に対抗した。
満員に埋め尽くされた応援席の盛り上がりで、球場のボルテージは最高潮に達する。負けたら終わり、選手たちの表情は常に真剣だった。この試合、総合力で優位な早実高がそのまま勝利するのか。それとも2試合連続で完封勝ちを上げている早大学院のエース左腕・千葉が早実高打線を抑えることができるかに期待が集まっていた。結果は、一時早大学院が早実高を2-3まで追い上げるなど早大学院が底力を見せたが、やはり実力で上回る早実高の方が一枚上手だった。歓喜に溢れる早実高の選手たちと、泣き崩れる早大学院の選手たち。大きな拍手が両校ナインに送られた。そしてエール交換、校歌斉唱が行われ、その後に神宮球場に響き渡ったのは、『紺碧の空』。両応援席の大合唱に、球場内にいる人々は同じワセダの仲間として1つにまとまった。
41年前の対決では12-0で早実に完敗を喫した早大学院。今大会でも負けはしたものの、その底力を見せてくれた。一方、甲子園まであと1勝とした早実高は、同日に行われた第1試合で同じく日大の兄弟校対決を制した日大鶴ヶ丘高と決勝戦で対戦する。早大学院に送り出され、ワセダの代表となった早実高。早大学院の分まで『紺碧の空』を再び神宮球場に響かせ、甲子園への切符を手に入れることができるか。決戦は26日。夏の神宮も、まだまだWASEDAが躍動する――。(記事 福田士朗、カメラ 大賀慎也)

整列する両校の選手たち
★決勝は早実高VS日大鶴ヶ丘高
2年前と同じ決勝のカードとなった。前回対戦は13-5で日大鶴ヶ丘高の勝利。準決勝で延長戦を制した日大鶴ヶ丘高は勢い十分、一方2年前のリベンジに燃える早実高も譲れない熱戦必至の大一番。西東京代表を懸けた決勝戦は、7月26日13時プレーボールです!
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