全部活試合結果
【剣道】ルーキー横尾が初の全国で躍動
第57回全日本女子学生選手権
7月3日
日本武道館

ルーキーながら3位となった横尾
全国から精鋭が集い日本一の座を懸けて開催された第44回全日本女子学生選手権。早大からは2名が出場し、主将である飯田愛梨(社4)がベスト8。そして期待のルーキー横尾由布子(スポ1)がベスト4まで勝ち上がった。
「自分なりに良い試合ができたんじゃないかなと思います」この力強いコメントにきょうの横尾の試合内容が凝縮されていると言っても差支えないだろう。5月に開催された関東女子学生剣道選手権大会でルーキーながらベスト16という好成績を残した勢いそのままに、大学に入って初めてとなる全国大会に臨んだ。「自然体で臨めた」と本人も語った通りに、緒戦から横尾の得意技である面を中心とした豪快な攻撃スタイルで相手を一蹴し。途中いくらか手こずりながらも、着実に準々決勝まで駒を進める。しかし、ここからが今日の正念場であった。ベスト4の座を懸けて争われた準々決勝、甲南大・高島との一戦。試合巧者である相手に終始攻められ、面を中心とした攻撃も単調になってしまい、延長戦にもつれ込んでも決め手を欠いてしまう。それでも横尾は攻撃の手を緩めることなく、自分の力を信じて面を打ち続け、最後はコテで半ば強引に勝利を手繰り寄せる。「気持ちが切れることなく一本とれたことは良かった」と語った通り、1年生ながらも主線を張る所以を垣間見ることができた。しかし、連戦続きで極度に体力を消耗している状態はいくらスーパールーキーであるとはいえ酷だった。決勝の座を懸けて争われた準決勝では終始相手に圧倒され「今日の試合で一番良かった」と語った面を決めるも一歩及ばず延長の末敗れる。

ベスト8となった主将・飯田
一方、優勝することを目標に掲げていた飯田にとっては悔しさの残る大会であった。緒戦から余裕のある試合運びで相手を一蹴し、優勝に向けて順調に駒を進めているかに思えた。しかし、国士大・佐藤との準々決勝で早くもその夢が費えることになってしまった。「慎重に行き過ぎた」と本人が語るように、技を出しきれない中、序盤に反則を犯してしまいリズムを崩してしまう。試合に動きがないまま延長戦を迎えると先程とはうって変わって激しい打ち合いになる。飯田も相手に負けまいと必死に攻めるが、やはり最初にリズムを崩したのが尾を引いたのか最後は相手に鮮やかに一本を決められてしまった。
収穫もあれば反省すべきことも大いにあった今大会。日々の稽古で生かすところは生かし克服すべきところは克服して秋の団体戦でリベンジを果たしてもらいたい。
(記事 中村俊介、写真 田端亮介)
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