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全部活試合結果


【アイスホッケー】実業団相手に惜敗、久慈組の1年終わる
第77回全日本アイスホッケー選手権 
準々決勝 対日本製紙クレインズ
3月5日 北海道・苫小牧市白鳥アリーナ 
早大3-4日本製紙

『久慈組』の長く濃密な1年間が幕を閉じた。全日本選手権準々決勝、早大と相見えたのは日本製紙クレインズ。今季、アジアリーグ2位の強敵だ。早大は序盤相手の力と速さに圧倒されるも、集中力を切らすことなくゲームを展開。第3ピリオドには一時同点に追いつき、学生王者として底力を見せつけた。ゲームスコア3-4、プロと互角に渡り合う戦いぶりは『一意戦心』を掲げてきた早大の集大成といえる試合だった。
 「あわよくば足元をすくってやろう」(長田寛司副将=教4)、チーム全体がそう意気込んだ第1ピリオド。しかし早大は開始早々、ディフェンスが甘くなったところを突かれ日本製紙に得点を許してしまう。その後なんとか1点を返すが、ポジショニング、パワー、そしてスピードの全てにおいて上回る日本製紙に対し、早大は思うように攻めきることができない。さらに終盤には、連続ペナルティから一時3人対5人というキルプレーの状態。GK小野航平(社3)が好セーブを連発し、この日最大のピンチは無失点で乗り越えるも、直後のチェンジミスで日本製紙に得点を決められる。1-2で終えた第1ピリオドだったが、得点差以上に実力差が存在しているように感じられた。 

 だが第2ピリオドからは、互いに一歩も引かない攻防が続く。激しいフィジカル、その白熱した戦いはまさに意地と意地のぶつかり合い。一時は2点を追いかける展開だったが、17分に久慈修平主将(社4)がゴール前まで持ち込んだパックを寺尾裕道(スポ2)がシュート。見事な連携で相手ゴールを揺らし、日本製紙の背中に食らいついて離れない。

 そして迎えた最終ピリオド、魅せてくれたのはやはり久慈主将であった。9分、持ち前の速いスケーティングで敵陣まで入り込んだ久慈主将は、キーパーと1対1で向かい合う局面でも冷静そのもの。振り上げたスティックから放たれたパックは、相手ゴールへと真っ直ぐ吸い込まれた。「自分自身でチームの力になれたというのは嬉しかったです」(久慈主将)。チーム全体を勢いづけた主将の同点ゴールに、会場は大いに沸いた。しかし、プロという大きな壁はやはり早大の前に立ちはだかった。久慈主将の得点からちょうど3分後、日本製紙の逆転ゴール。その後も早大は猛攻を続け果敢に1点を追いかけるが、勢いむなしくそのまま終了のブザーを聞いた。3-4の惜敗だった。

 秋季リーグ戦とインカレの2冠達成、さらには全日本選手権でも大健闘を果たした『久慈組』もこの日で本当の解散。その思いは、次の代へと受け継がれる。今季の経験を糧に、そして今季を越えるために。早大アイスホッケー部はこれから、また新たな歴史を刻んでいく。(記事 佐々木智美、カメラ 地原星太郎)

[P:68]好セーブを見せた小野

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