ア式蹴球部
試合レポート
VS 駒大(JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦)
JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦
6月12日
茨城・古河サッカー場

相手を背負いながらゴールを目指す小井土
6月12日に行われた前期リーグ戦第10節、ワセダはここまで2位につけている好調・駒大と対戦した。試合は両者ともに決め手を欠き、0-0のスコアレスドローに終わった。
決定的なチャンスはほとんど作れなかった。梅雨入り前とは思えない暑さと劣悪なピッチ状態の影響からか、うまく連携がかみ合わずなかなかパスがつながらない。「ゴール前のアイディアが乏しかった」とDF岡根直哉主将(スポ4)が語るように、相手にとって危険な位置までボールを運べず、ただ時間だけが過ぎてゆく。MF鈴木隆司(商4)を起点としたサイド攻撃はそれなりに機能していたが、結局前半のシュート数はわずか2。エースストライカー富山貴光(スポ2)ら前線陣も沈黙していた。
後半に入るとすぐに、流れを変えようとFW小井土翔(教3)が積極的にボールに絡み始める。47分、駒大DFをうまくかわし抜け出そうとしたところをペナルティエリア付近で倒された。相手DFのファウルのようにも見えたが、主審は小井土へのイエローカードを提示。まさかの判定に小井土もいらだちを隠せない。それでも「自分のプレーの特徴の一つ」という体を張ったプレーから良い形が作り出される。奥井諒(スポ3)のドリブルなどもアクセントとなり、駒大ゴールに攻め込み始めた。だが暑さによる疲労からか、オフザボールの動きに乏しく分厚い攻撃が仕掛けられない。83分には富山をベンチに下げてFW松井亮大(スポ3)を投入し前線の活性化を測るが、ゴールをこじ開けることはできずにそのまま試合終了。リーグ戦では慶大に完封負けした第2節以来、実に8試合ぶりの無得点に終わった。

もはやワセダに欠かせない存在・奥井
それでも上位相手に勝ち点1を獲得できたのは、ひとえに守備陣の奮闘の賜物だろう。人数をかけて攻めてくる駒大に対し、岡根主将、MF山中真(スポ3)の両ボランチやDF畑尾大翔(スポ2)とDF菅井順平(スポ2)のセンターバックコンビらが落ち着いて対応。1対1で負けることもほとんどなく、最後まで集中力を切らさなかった。GK菅野一弘(商4)も好セーブを連発。クロスバーに助けられる幸運も味方し、駒大攻撃陣をシャットアウトした。
10節を終えて、ワセダの成績は3勝3分け4敗。直近の5試合で勝ち星から見放されてはいるが、この日の引き分けでリーグ戦の連敗は3で止めた。次週はいよいよ前期リーグ最終節の神大戦。ひとまず悪い流れは断ち切ったが、「前期の全部をぶつけて勝たなければいけない」(岡根主将)次節の試合で『良い』流れを手繰り寄せ、6月25日に行われる早慶定期戦に臨めることを期待したい。
(記事 河野祐樹、カメラ 沖嶌めいアリスン)
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