ア式蹴球部
試合レポート
VS 筑波大(JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦)
JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦
5月9日
埼玉・NACK5スタジアム大宮

同点弾を決めチームメートのもとへと駆けていく富山
昨季リーグ戦の覇者である流経大を2-1で破り、波に乗る早大が迎えた第6節の相手は筑波大。いまだ調子の上がらない筑波大に勝利して勝ち点3を積み重ねたかった早大だったが結果は1-1の引き分け。今季初の連勝とはならなかった。
試合序盤ペースを握ったのは早大だった。試合開始早々に放ったMF奥井諒(スポ3)のシュートに始まり、サイドからの攻撃を中心に幾度となく筑波大ゴールを脅かす。しかし時間がたつにつれシンプルにパスをつないでくる筑波大に試合の主導権が移っていく。そして31分、早大は強烈なミドルシュートを叩きこまれ先制点を献上してしまう。それでも今季の早大は悪い流れを引きずらない。直後の36分にFW富山貴光(スポ2)がピッチ中央で相手ボールをカット。一人で持ち込み、お返しと言わんばかりの華麗なミドルシュートでゴールネットを揺らした。すぐさま同点とした早大はその後の筑波大の猛攻を高い守備の意識でしのぎ切り、1-1で試合を折り返す。

奥井。次こそはヒーローに!
後半に入ると試合は一進一退の様相を帯びてくる。筑波大が細かいパスで早大守備陣の穴を突いてくれば、早大は得意のサイドからの展開で相手ディフェンスを崩しにかかる。互いに攻撃の形は作るものの詰めの部分で決め手を欠き、もどかしい時間帯が続いた。それでも試合の流れは徐々に運動量が落ちてきた筑波大から早大に傾いていく。特にDF幸田一亮(スポ4)のオーバーラップを中心とした左サイドからの崩しは何度も決定機を生み出した。しかしどうしてもゴールが割れない。ロスタイム、奥井の「決めたらヒーローだったのに」というドリブル突破もシュートはミートせず相手キーパー正面。結局1-1のまま試合終了となった。
試合後選手の口から一様に語られたのは決定的なチャンスを作りながらも決められなかった、勝ち切れなかったことに対する反省の弁だった。たしかにワンチャンスをものにする勝負強さが今後上位を狙っていくうえで必要不可欠になってくることは言うまでもないだろう。それでも早大らしい攻撃の形で決定機を生み出している事実は、前期リーグ戦の折り返し地点を迎えた現時点では明るい材料なのではないだろうか。
(記事 森野穣、カメラ 菊池瑞)
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