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ア式蹴球部
試合レポート


VS 流経大(JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦)
JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦
5月3日
東京・駒沢オリンピック公園総合運動場 陸上競技場


ダイレクトボレーを決め歓喜する菅井(左から2番目)

 試合終了の笛が鳴った瞬間、抱擁とハイタッチを繰り返すワセダの選手や監督、コーチ陣――。DF菅井順平(スポ2)の美しいダイレクトボレーで先制したもののすぐに追いつかれ、苦しみながらもFW富山貴光(スポ2)が勝ち越し点を決めた。その後は必死に相手の攻撃に耐える時間が続いたが、およそ800人の観客の前で勝利を収めたのは、昨季リーグ戦王者の流経大ではなく、ワセダであった。

 試合は前半15分に動く。富山とFW小井土翔(教3)が連続して放ったシュートは相手キーパーに防がれるも、ワセダはコーナーキックを獲得する。DF野田明弘副将(スポ4)の蹴ったボールは第3節でみせた法大戦の奥井諒(スポ3)のゴールとほぼ同じ軌道を描き、後方にいた菅井のもとへ。フリーで勢いよく走り込んだ菅井は見事なダイレクトボレーシュートをゴールネットへ突き刺した。だが喜びもつかの間、わずか2分後に、右サイドのフリーキックからディフェンスがクリアしきれず、浮いたボールをヘディングされ、同点に追いつかれてしまう。その後も流経大に押し込まれるが、GK菅野一弘(商4)の好セーブもあり、同点で折り返す。


勝ち越し点を挙げた富山(右)と、マッチアップした流経大の山村

 後半になってサイドバックを起点に上手く攻撃を仕掛けていたワセダに、待望の勝ち越し点が生まれる。後半15分、高い位置での野田のスローインのこぼれ球に、富山が素早く反応。右足を振りぬき、値千金の勝ち越しゴールをあげた。しかし、ここから流経大の猛攻をうける。中盤を省略し、ロングボールやロングスローでゴール前にボールを放り込んでくる相手に危ない場面を作られるが、DF小川諒(スポ4)が得意の高さを活かしたヘディングで対抗し、得点を許さない。ワセダは最後まで集中を切らさず、試合終了の笛が吹かれた。

 試合後、選手たちは応援に駆け付けた応援部、サポーターと共に『紺碧の空』を熱唱。「最高に気持ちよかった」(小川)というように、その場にいた誰もが勝利の喜びに浸っていた。この試合の勝利で3位へと順位をあげたワセダ。「内容はまだまだ改善するところがたくさんある」(MF山中真=スポ3)というように課題はあるが、2年連続でリーグ戦を制している流経大相手の勝利は大きな自信につながるであろう。ワセダの勢いは、まだまだ止まりそうにない。
(記事 田端亮介、カメラ 菊池瑞)

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