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ア式蹴球部
試合レポート


VS 法政大(JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦)
JR東日本カップ2010 第84回関東大学リーグ戦
4月25日
東京・多摩市立陸上競技場


公式戦初得点の鈴木は、開幕から好調を維持

 まさに完勝と言うにふさわしい、内容と結果両方が伴った試合だった。前節、試合終盤にゴールを奪われ、ライバル慶大に悔しい負けを喫したワセダが今節迎え撃ったのは法大。試合は終始ワセダのペースで進み、攻守共に法大を圧倒したワセダが、3-0で法大に快勝した。

 前半開始早々、試合は動いた。前半4分、MF奥井諒(スポ3)が得意の縦に切り込む突破で左サイドをかけあがり、DF幸田一亮(スポ4)にスルーパスを送る。幸田はボールをゴール前に出し、受けたMF鈴木隆司(商4)が右足でシュート。鈴木は念願の初ゴールを決めた。先制点を早い時間帯にもぎ取り、勢いに乗ったワセダはもう止まらない。前半16分、先制点を決め絶好調の鈴木がボールをキープしながら相手DFに仕掛け、華麗に抜き去りセンタリング。中にいたFW小井土翔(教3)が相手DFを背負いながら、FW富山貴光(スポ2)に浮き球パスを出す。富山はそれを左足でシュートし追加点を奪取した。その後も MF中野遼太郎(スポ4)、奥井、鈴木などが攻撃の起点となり法大を攻め立てると、守備面もケガから復調し今季初スタメンのボランチ山中真(スポ3)などが積極的にプレスをかけ相手に付け入る隙を見せず、法大の攻撃を完全に封じ込めた。ワセダは最高の形で前半を折り返す。


久々のゴールに喜びを爆発させる奥井(右)

 2点のリードはあったが「ハーフタイムにメンバー全員で気を引き締め直した」(奥井)後半も、前半同様、ワセダ優勢の試合展開は変わらない。3点目はコーナーキックで、意表を突くアイディアから生まれた。後半9分、セットプレーのスペシャリストDF野田明弘(スポ4)のキックが、きれいな弧を描きながらゴール付近よりも後方にいたフリーの奥井にピタリと収まる。奥井は受けたボールをそのままボレーシュート。ゴールネットを揺らした。その後、後半15分にはワセダに追い風を吹かせるかのように、法大の選手が警告を重ね退場者を出してしまう。1人少なくなった法大相手に「後半相手が少なくなってからの方が良いサッカーができなくなってしまった」(DF小川諒=スポ4)ワセダだが、3点という得点差を守りきり、無失点で試合終了。前後半を通して、ワセダは試合の主導権を譲らなかった。

 今回の試合は、「早い時間帯で点を取れたので、だいぶ楽にやれた」という鈴木の言葉通り、早い時間帯に先制点、追加点が取れたことで、試合を優位に進めることができた。攻撃の幅も広く多彩で、中からの攻撃とサイドからの攻撃を織り交ぜつつ、細かくパスをつないだり大きくボールを蹴ったりと、状況に応じてうまく使い分けていた。またセットプレーからの攻撃も練習の成果が出たようだ。守備面においても、無失点で試合を終えることができたのは大きな収穫だろう。攻守共に素晴らしかったというのは、ワセダのシュート数が14に対し、法大のシュート数が4であったことからもうかがえる。試合を重ねるごとに試合内容が良くなってきている好調ワセダの次の相手は、開幕3連勝中の強豪中大だ。次節でワセダの真価が問われると言っても過言ではない。連勝しチームがいい波に乗れるよう、果敢に相手に向かいワセダらしいプレーで勝利を掴み取ってほしい。
(記事 山嵜晴香、カメラ 戸張遥)

★FW富山、得点ランキング2位!


富山

 早くも得点ランキング上位に、早大選手の名前が挙がった。FW富山貴光だ(スポ2)。開幕戦から順調にゴールを奪い3得点。2位にランキング入りした。ここ3試合で放ったシュートは6本と抑え気味だが、5割の確率で決めていることになる。チーム状態が上り調子である背景には、今季目標としている2ケタ得点に向け確実に点を重ねている富山の存在があると言えるだろう。

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