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米式蹴球部
試合レポート


惜敗するも大きな収穫
新人早慶戦
6月27日
早大東伏見グラウンド


RB兼QBとしてフィールドを縦横無尽に駆け抜けた末吉裕

 第58回早慶対抗戦に敗れた早大がその借りを返すべく行われた早慶伝統の一戦。第4クオーターまで12-0とリードするものの、ラスト2ドライブを慶大が共にTDに結びつけ12-14と逆転負けに終わった。しかし、「未経験者の活躍が見られて良かった。」(蓮見哲平コーチ=平10社卒)と振り返るように大学までアメフト未経験の選手の活躍も目立ち新入生の今後に期待が持てる一戦であった。

 前半、QB斎藤瑛人(スポ1)からのパス攻撃やDL川田洋一(創理1)の相手QBに対するサックなど攻守にわたって好プレーを見せる早大。しかし両チームとも入部後初めての試合という選手が多く、全体的にややかたさが見られた。そのため、大事なところでペナルティを犯し、得点を挙げられないこう着状態が続く。第2クオーター中盤からQBに末吉裕一(商1)が入るとパスや自らのランでドライブを重ねる。すると、第2クオーター残り52秒、敵陣41ヤード地点から末吉裕が自らのランで中央を突破、相手選手のタックルをものともしない力強さでTDをあげ、6-0とリードして前半を折り返す。

 後半に入っても早大の勢いが衰えることはない。第3クオーター開始早々にはRB山岸開(商1)が81ヤードを独走してTDをあげると、この後も、末吉裕と山岸のランを中心に着実にドライブを重ねていく。第4クオーター開始早々には残り8ヤードでファーストダウンを獲得し、試合を決定づけるTDのチャンスを迎えた。しかしこのチャンスで今まで機能してきた二人のランが立て続けに止められると、流れが一気に慶大に傾く。慶大はランを中心に、フォースダウン15のギャンブルでもロングパスでファーストダウンを更新するなど、時折混ぜるロングパスで効果的に攻撃を展開していく。早大ディフェンスが奮闘を見せるものの慶大の勢いは一向に止まらない。1TDを奪われ、残り52秒相手WRがパスを受けてからの独走でTDを許し、その後のトライフォーポイントでも得点されついに逆転される。残された52秒早大は最後の攻勢に出るも、一歩及ばず12-14と接戦をものにすることは出来なかった。

 敗れはしたものの、非常に大きな収穫のある試合であった。「早稲田は未経験者が多いのですが、経験者の多い慶應にここまでいけるのだということが分かった。」(FB市川諒=スポ1)とあるようにTDをうばった山岸など未経験者組の活躍も目立った。そして、そういった選手も含めてのチームで第4クオーターまでリード出来たことでの自信や、最後に逆転を許してしまった悔しさは、彼らの大きな飛躍へとつながるであろう。早大の『日本一』へ、彼ら新戦力がBIG BEARSの底上げを行い、またBIG BEARSの一員として真の戦いのフィールドに立つ日が一日でも早く来ることを心待ちにしている。
(記事 畑野良多、カメラ 池谷優憲)

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